閉塞を打ち破る力は必ず社会の下層から【閉塞を打ち破る力は必ず社会の下層から】陰の時代は小人の時代といいましたが、 リーダー不在の時代ともいえます。 陽の時代は、社会的リーダーは強い先導力をもち、大衆を引っ張っていきます。 しかし、陰の時代に近づいてくると、陽の力が弱くなり、 リーダーと大衆が同レベルになってきて、 リーダーの地位にある人がその役割をまっとうできません。 先導力を失って、利害を同じくするものが徒党を組むようになり、 迷走して守るべきものを守れない。 まさに政治不信がつのる時代でもあるわけです。 東日本大震災での国の対応の遅れは国内外から批判されましたが、 一番の問題は意志決定の遅さだといわれています。 上に立つ人が意志力、先導力を失うことが、 易経が教えている陰の時代、つまり小人の時代の特徴でもあります。 一方、大津波の被害に遭った被災地では、 地元消防団員の人たちが多くの命を救いましたが、 同時に多くの団員が犠牲になりました。 こうした民間の人たちの君子としての行動が、 たいへんな苦難の最中、人びとに大きな勇気と希望を与えたのです。 (中略) 閉塞を打ち破る力は、いつの時代も 必ず社会の下層から出てくると易経は教えています。 『超訳・易経』 第三章より 『超訳・易経 自分らしく生きるためのヒント』 増刷(3刷)感謝! 三省堂書店名古屋高島屋店の、新書・ビジネス書2部門において 平成24年5月27日、ベストセラー1位に。 よろしければ応援の↓クリック↓を~(^^) ジャンル別一覧
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